和田地車 だんじりは、大正十五年九月新調
大工棟梁、絹井楠次郎 彫物責任者、玉井行陽 助、金山源兵衛
新調だんじり製作金額は二千五百円

新調時の彫り物は大屋根廻り枡合は源平盛衰記より正面は楠公子別れ桜井之駅
平成二十九年の大修理で正面枡合は天岩戸、左・石川五右衛門香炉とり
土呂幕は賤ヶ岳之合戦
見送りが大坂夏之陣


 
昭和五十七年、岸和田 大常 古谷國夫師の手により六十年ぶりの大修理を行っています。
このとき切妻屋根から入母屋二重破風の大屋根にしています。
小型のだんじりですが彫り物といい大屋根葺地の二重破風といい味わいあるだんじりです。

平成二十九年、大下工務店 大下孝治師の手により大修理。
この時、主屋根・後屋根・枡合彫物・松良等を新調。
彫物は木下彫刻工芸の手により彫られています。

中家で見つかった資料には天保十二年当時、天保四年に製作さてた荷だんじりを所有していたことが記録されています。
平成十四年新築 和田だんじり小屋 和田のだんじり小屋は、平成14年に新築されました。
扉は観音開きで、正面には和田の法被の模様がデザインされています。
場所は、朝代から大宮に抜ける道から少し入ったところにあります。
同時に和田区の公民館も新築されているのですぐわかると思います。
平成二十九年の地車大修理時に小屋の扉のデザインが変更されてシンプルなものになりました。
和田のだんぢりの特徴的なところといえば主屋根のテリでしたが、大修理時に交換されテリの抑えた姿見に代わりました。