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大宮のだんじりは昭和八年新調 代価は五千円也。その時福助足袋の社長辻本氏より二千円の寄付あり 大工棟梁・植山宗一郎 彫物は吉岡義峰の手によるものである。 植山式地車の代表作で地車愛好家の中では有名な地車です。 植山宗一郎師が製作しただんじりにしては珍しく大屋根に入母屋二重破風を施した町内最大のだんじりです。 彫り物は大屋根廻り枡合は正面「天の岩戸」、右は「村上義光 錦の御旗奪還」、左は「鶴ヶ岡八幡宮」 松良は安宅の関 弁慶義経懲打 大連子は源平合戦より正面は朝比奈三郎の勇戦、右は巴御前の勇戦、左は宇治川先陣争い 小連子は忠臣蔵より正面は両国橋引揚げ、右は清水一学の奮戦、左は義士の活躍 土呂幕は賤ヶ岳の合戦より正面は秀吉本陣佐久間の乱入、右は加藤清正 新納武蔵守の血戦、左は木村長門守の勇戦? 見送りは灘波戦記となっています。 先代のだんじりは明治三十年頃岸和田中北町新調、大正五年大宮購入 昭和十一年和泉市幸へ売却、平成三年廃絶(消滅) 大工棟梁は山内安太郎 中家史料では宮村の名前で文化十年に完成しただんじりを天保十二年に保有していたことが記されています。 |
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大宮のだんぢり小屋は宮入りのオクノ衣料前から大森神社側に入って直進すると正面に現れる。 場所は八幡池を埋め立てた公園の一角に立っている。 扉は観音開きで地車とマッチしている。 |
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植山式地車の代表ともいえるのが大宮のだんじりです。 彫物の細工の細かさは熊取町を代表するだんじりです。 今では少なくなりましたが大屋根の二重破風は大宮地車だから映えると思います。 |