小垣内のだんじりは平成二十二年に新調されました。
平成十八年七月九日原木祭(釿始め)
平成二十二年五月四日に新調入魂式
製作工務店 井上工務店 大工棟梁・井上英明師
彫物製作 木下彫刻工芸 代表・木下賢治師
熊取町平成初の新調だんじりです。
主な彫物は主屋根升合正面「天乃巌戸」 右「堀川夜討」 左「鶴ヶ岡八幡宮頼朝放生會」
土呂幕正面「熊谷直実、平敦盛を討つ」 右「奥州衣川乃合戦」 左「石橋山ノ合戦 頼朝朽木隠れ」
後屋根升合正面「吉良討取」 右「清水一学奮戦」 左「義士討入」
見送り「大坂夏の陣」

先代だんじりは明治十三年岸和田筋海町新調、大正九年頃小垣内購入
筋海町の先々々代地車で熊取町内最古の地車です。
大工棟梁・高橋若佐衛門
彫物責任者・宮地弥津計
助は明治甚五郎と呼ばれた桜井義國

彫り物は縁葛「唐子千人遊び」 小連子と大連子「太閤記」
土呂幕は三面「難波戦記」
見送りは難波戦記

昭和五十二年年大修理をしています。
それ以前の見送りは「川中島合戦」
このだんじりは現在交流センター熊取煉瓦館にて展示されています。
 
天保十二年には文政七年に完成しただんじりを保有してたことが中家史料に記されている。

小垣内地車庫 小垣内のだんぢり小屋は宮入りでとおるオクノ衣料前から野田側に下がる道を中内センターをニュータウン(七山方面)にまがって少し行った左手にあります。
扉はオーソドックスな鉄の観音開き方式です。
平成二十二年の地車新調にあわせて新築されました。
遠くからもわかる「エンジ」の法被そしてこきみいい音を響かせながらやりまわしを見せてくれるのが小垣内のだんじりです。
その象徴が宮入りのうまさ!
新調だんじりの入魂式でもそのうまさを披露してくれました。